Column
コラム
執筆・監修gram株式会社
gram株式会社は、空間デザイン・プロデュースを軸とした多角的な事業を展開しています。

01. オフィス移転|賃料を抑えてサイズダウンさせても窮屈感のないレイアウトにしたい
02. 「思いやり」という企業理念の実現ができるオフィスにしたい
03. 特徴的な形のフロアを効果的に使いたい
今回、大成ネット株式会社の鎌形健太郎社長と総務部の恩田さんに、オフィス移転の背景や新オフィスに込めた思いについてお話を伺いました。
旧オフィスは広い一方で、充分に活用できていないと感じていたといいます。
そこで今回、面積を約半分のサイズ(必要十分な広さ)のオフィスへ移転。賃料を抑えることに加え、社員が働きやすく、来訪者にも心地よく感じてもらえる空間づくりを目指しました。
その背景にあったのが、大成ネット株式会社が大切にしてきた「思いやり」という価値観です。単にオフィスを縮小するのではなく、「思いやり」を新しい空間にどう落とし込むのか。gramを選んだ理由やデザインへのこだわり、実際に新オフィスで働き始めて感じた変化まで詳しく伺いました。

大成ネット株式会社様:弊社側の事情ですが、移転をスピーディーに終わらせたかったというのが正直なところです。
9月末が決算期のため、そこまでに全て終わらせる必要があり、コンペを開催できるほどの時間的な余裕もありませんでした。
不動産会社からご紹介いただいた際、お話を聞いてすぐに、「ここなら急ぎでもお願いできるのではないか」という手応えを感じました。そのため、特に相見積もりなどは行わずに依頼しました。全体通して反応も良く、スピード感をもって対応いただいたことが印象に残っています。
大成ネット株式会社様:特に他社を探すことはありませんでした。金融機関や仲介業者からも話はいただいていましたが、プロジェクトを滞りなく進められるような依頼先へと決めました。
大成ネット株式会社様:移転前の旧オフィスは面積が広かったのですが、その広い面積を活かしきれていない状態でした。
そこで、広さを最適なサイズに見直しコストも抑えたいという意向から、決算までに終えて今期中にやりきろうと決断しました。
gram:最初にお話をいただいた段階では、弊社から見てもスケジュール的にかなりタイトな挑戦になるという印象でした。通常、オフィス移転となると、早くても半年くらい前からプロジェクトを進め、最初のヒアリングも同じくらいの時期から開始するケースが多いためです。
ただ、なにより「可能な限り、お客様のご希望に沿った形で進めたい」との想いもあり、弊社にとっても挑戦だという気持ちで計画を立てました。もちろん、開始当初は不安もありましたが、毎週の打ち合わせで鎌形社長やプロジェクト担当の渡辺さんにもご協力をいただき、密に打ち合わせの場を設けていただいたため、スムーズに完成させることができました。
こまめにレスポンスをいただけたので、進行は非常にスムーズで、結果的には、トラブルなく完成まで辿り着きました。
大成ネット株式会社様:ホームページも拝見しましたが、まず女性が2人いらして、オフィスというよりもサロンのようなおしゃれな空間が印象的でした。そのような柔らかい雰囲気から、堅苦しくないイメージのオフィスを作ってもらえるのではないかという気がしました。

大成ネット株式会社様:「思いやり」という言葉は弊社の中では重要で、社員にも深く浸透している言葉でもあります。
思いやりとは、「人の立場をよく考える」と定義しています。新しいオフィスを使う社員のことを想像しながら、配置や使い方を決めていくことを意識しました。
社員にも移転について説明し、これまでのオフィスの利用状況なども踏まえながら、必要な広さや環境について検討を進め、前向きに次の施策に移る決断ができました。
現在は、面積が以前より半分になりましたが、コンパクトでありつつも、働きやすい環境や導線に整えていただけたことで、「思いやり」が働く社員にさらに伝わるのではないかと考えています。
gram:社内外問わず、訪れる方に思いやりを提供できる空間を目指しました。中でも、エントランスは特に大事にしています。
来客時におもてなしができるような環境とデザインだけではなく、採用強化にもつながるイメージで提案を行い、これから入社される方の期待感が高まるようなデザインや導線を意識しました。
エントランスデザイン
また、オフィスを単に縮小とするのではなく、「純度を高める」と定義し、動きやすく生産性が高まるオフィス、やる気スイッチが入るような会議室への導線などを目指して設計を行いました。お客様だけでなく、新しく入社される方や在籍している社員にとっても過ごしやすい、集中して仕事ができる落ち着いた雰囲気を重視しています。
細かい点では、各部門にどれだけスペースが必要かなどを調整し、過ごしやすさと連携のしやすさについて、いろいろとご提案させていただきました。

大成ネット株式会社様:実は、私は創業社長ではなく、前社長が倒れたことをきっかけに、引き継いだという事情がありました。前社長から大事にしてきたのが「思いやり」という言葉です。
私もこの会社に転職で入ってきた身なのですが、これだけ経営理念が浸透している会社は他にはないと強く感じました。代表が変わる際には、社内の考え方を一新するという選択肢もありますが、私の中では、自身が継いだ後も「思いやり」という言葉をこの会社に残していきたいと考えました。
IT業界では、「プロフェッショナル」といった言葉を打ち出す会社が多くある中で、弊社は人としての「思いやり」を大切にし、社員やお客様、関係者の心に届くような会社になりたいとの想いを押し出す形にしています。
弊社は技術力だけではなく、人としての「思いやり」を大切にしていきたい。だからこそ、「思いやり」という言葉に込める想いが強いです。

大成ネット株式会社様:まず何を考えればいいのかも分からず、完成までの時間はどのくらいかかるのかもわからない、というわからないことだらけなのが不安でした。
しかし、gramさんはそういった事情も汲み取ってくださり、図や表を使ってわかりやすく対応してくださいました。
大成ネット株式会社様:コストも、最初はざっくりしたイメージはありました。そこから進めるときにはさまざまな要素が追加で出てきて、想定よりも増えていきました。
「思いやり」のコンセプトを実現する部分は守りたいという意向は最優先に、最終的には希望の予算に収まるようにバランスを考えながら進めていただきました。
gram:我々としては、お客様の期待を上回りたいという思いがあり、コストはもちろんですが、コンセプトからも外れないように意識していました。
環境について実現できるか否かの線引きは考えつつも、使いやすさや体制については妥協できない点もありました。会議室の数や圧迫感がないようなオフィスの作り方については、ガラスパーテーションを入れるなどの対策を取りました。
妥協できない優先順位を出し、コストダウンできる部分には代案を出しながら進め、結果的には、コストを最初の計画に近づけることができました。
ガラスパーテーションの施工事例
大成ネット株式会社様:最初の頃はレイアウトもなかなか決まらず、180度変更させるようなこともあったのですが、そのような中でも図面が2、3日で返ってくるなど、頼もしいスピード感がありました。
タイトな依頼であったため、私たちも、毎週の打ち合わせには新しい案に対する考えをまとめた上で参加していました。
gram:やはり大成ネットさんのご協力体制がなければ、今回のプロジェクトのスムーズな進行は実現しなかったと思います。スケジュールがかなりタイトでしたが、先ほど鎌形社長がおっしゃったように、事前にご意見をまとめていただいていたことが、スムーズな進行を実現するために大きかったです。
また、打ち合わせ時間を多く設けてくださったことはもちろんですが、例えば、オフィスの壁の色をひとつ決めるにも重要な決断がいる中で、そのあたりにもスピード感をもって期限内に決めていただけたのは大変助かりました。
大成ネット株式会社様:移転に関する具体的な検討については、一部のメンバーで進めながら、必要に応じて社内から意見を取り入れました。必要な意見やイメージを集約しながら、意思決定は私が主導して比較的シンプルに進められていたのではないでしょうか。
gramさんには、こちらの要望に対していくつも案を作っていただきましたが、そういった体制もあり早く進められたのかなと感じました。

大成ネット株式会社様:建物の形状ですね。単なる四角ではなく、半分が円弧状に丸くなっています。そこが特徴的で面白さが出るのではないかと期待していました。また、オリジナルのカウンターテーブルを用意していただき、温かみのあるリラックスした雰囲気が生まれたのではないかと感じています。
一番人の集まるスペースが円弧状の部分になるため、そこがカウンター形式になり、より使いやすくなりました。
gram:やはり、形の特徴や雰囲気ですね。ここでしかできないような、元の建物の素材やアールの形を生かしたレイアウトを、窓の形なども含めて各部屋で意識しました。
施工前(現調時)
施工後
大成ネット株式会社様:電話の配線やネットの回線といった別会社とのやり取りも、gramさん経由で対応していただいたため、私共で直接各社との連携をとらなくてもよい形で進めていただけたのは大変助かりました。この部分を自分たちで進めていたら、通常の業務ができなかったのではないかと思います。
gram:我々はプロジェクトでマルチタスクになりがちな、オフィス移転業務を扱っています。
プロジェクトマネジメントの一環として関係会社とのやり取りなどを弊社が代わりにまとめ上げる体制を取らせていただいています。
大成ネット株式会社様:最初にイメージとなるパースを見せていただきましたが、完成した実物を見ると、本当にイメージ通りで驚きました。壁紙もいろいろ選びましたが、会議室のアクセントになるような色も雰囲気があり、魅力的に感じました。
社長室と総務室の間には柄の入った壁紙を選びましたが、個人的にはもう少し派手でもよかったのかなと思っています。
3Dパース
実際の完成写真
一方で、面積については、当初の想像とは違った印象でした。移転前と比べて面積が半分になるため、相当狭くなると想像していたのですが、実際は全く狭さを感じず、コンパクトで動きやすい作りだと感じました。ビル自体の風格を崩さない内装に仕上げていただき、快適に過ごしています。
大成ネット株式会社様:今までは広いところに散らばっていたのが凝縮されたことで、以前よりもコミュニケーションが生まれ、良い雰囲気に変化したのではないかと感じています。
大成ネット株式会社様:特に変更はしていません。移転前も週に1〜2日ほどリモートの状態で、出社の頻度については維持しています。

大成ネット株式会社様:出社するメンバーが多い日でも、十分に仕事ができるスペースを確保しています。
大成ネット株式会社様:定例会を月に1回設けていましたが、コロナ以降は頻度を下げ、最近では2カ月に1回ほど行っていました。
面積を狭くしたため全員を集めるのは難しく、そういった場合は割り切って外のスペースを借りる予定です。
新しいオフィスになったので、チームごとなどで新しいオフィスを見てもらう機会も設けたいと考えています。
大成ネット株式会社様:フリースペースは、ランチ時に満員になることが多く、個人ブースもよく使われています。
私も窓側の個人ブースを使いましたが、いい意味で没入感があり、とても作業しやすかったです。


弊社では、今回ご紹介した事例のほかにも、下記ページにて多数のオフィス・店舗の施工事例を掲載しております。
gram株式会社 事例紹介はこちら▼
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